仮想19世紀初め――…
ある特定の人の前しか現れない、２つの選択を持ちかける少年がいた。
今日も少年は大忙し。
今日の仕事はなんでしょう
女の人は少年に言った。
｢仕事、仕事！はい、これ。仕事の書類ね｣
女の人の名前はサン。
司令官のような役目をしている。
｢ちょっとぐらい寝かせろよ…まったくよぉ｣
彼の名前はスカイ。この話の主人公。年は…推定だとおそらく16､7歳ぐらいであろう。
するとサンは、
｢あんたのちょっとは半端ないのっ!!｣
スカイは眠たそうに起き上がり、渡された書類に目を通した。
｢スカイ!!早く仕事しなさい！ってか、早く行けｯｯ!!｣
｢はいはい｣
スカイは返事をするとノロノロと部屋を出て行った。｢ったく。めんどくさい｣
スカイはぼそぼそと独り言を言っていた。
今日の仕事は、あと余命1週間ほどと告げられた少女に、"２つの選択"を持ちかけることだった。
｢ここか…｣
スカイはとある病院で立ち止まった。この病院は町外れにある小さな病院で医療設備が整ってない上ここの患者は、たらい回しにあうことが多々あるという。
現在の時間は午前2時47分…
｢よし…｡行くか。｣
スカイは気合いをいれるかのように呟くと、少女の入院する窓辺に行った。
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