今でも忘れない…
あなたと見た星空を。
今、私が見上げてる星空とあなたの住んでいる場所の星空もつながっているんだよね
今、あなたは幸せですか？
私は、大切な家族と幸せに過ごしてる…
なのに、なんで10年たった今でもあなたの夢を見てしまうんだろう？
もう、終わった恋のはずなのに……
私は毎年、この季節が来るとあなたとの幸せだった日々を思い出し、胸がキュンと苦しくなる。
遠い秋の日の思い出を…
私があなたと初めて出会ったのは、高校一年の時。同じクラスのあなたは、ちょっと照れ屋で硬派な野球部員。
いつも野球部同士で、面白いネタを見つけてはアイコンタクト。
そーいえば、同中のちょっぴりストーカーちっくな女の子が、毎日教室に会いに来てたね
嫌がりつつも、ちょっとはにかむあなたを見て、みんなが冷やかしてたのを覚えてる。
あの頃は、あなたの事をこんなに好きになるなんて想像すらしてなかったよ…
高校に入学してすぐの頃の私は、中2の時付き合ってた初めての彼氏が忘れられなくて、ちょっとブルーな毎日送ってた。
卒業間近、親友と元カレが付き合い出したから…。
私だって、高校で新しい恋をしてカッコイイ彼氏作るんだから！！
そんなことを思いつつ、新しい教室、新しい友達との生活に不安と期待で胸がいっぱいだった
高校生活が始まって2ヶ月が過ぎた頃、同じクラスの野球部の別の男の子を好きになり、私から告白し付き合い始めた。
その彼とは、半年続いたけど2学期の終わりに「別れよう」の簡単な一言であっさり破局
また、しばらく引きずってた…
私って、惚れっぽいくせに引きずりやすくて、本当に困った性格だと思う…。
そして2年になりクラス替。
うちの高校は、2・3年はそのまま持ち上がりなので緊張の瞬間だった
貼り出された名簿には、１年の時仲良くなった親友のなお、そして川島君あなたの名前があったね
私達は、3年間同じ教室で笑ったり怒ったり、一番キラキラした時間を過ごしたんだね
これからあなたを好きになるなんて気付かずに…
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