この空が絶望に染まる、その前に 10 〜アバドン〜

きゃしー  2009-10-31投稿
閲覧数[298] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「あら、まあ。
強いのですね。」

アニラは特に驚いた様子もなく
また怪しげな笑みを浮かべた

「…ですが
私には適わないでしょう」

途端にアニラの顔つきが
恐ろしい形相となり
呪文を唱えた。

「…うっ…!」

吹き起こる風とともに
ルシーは後方へ吹き飛ばされた。

「ルシー!!?」

「ルシーさん!」

ロランが慌てて駆け寄る。

「お前ー!!!」

ルカは先ほどの呪文を唱え
炎を放ったが
再び風が吹き
簡単に消された。

「弱いですねー。」

アニラは高らかに笑いながら
ルカに襲いかかった。
ルカは地面に倒され
アニラがのしかかる。

「あなたの負けです」

アニラが笑う。
しかし、次の瞬間、
彼の体から血が吹きでた。

「…おまえ…!」

アニラが振り返ると
彼の背中にはナイフが突き刺さり
それを握り締めるレンがいた。

「負けはあんたよ」

アニラはそのナイフ振り払い
レンに襲いかかったが
アニラの手が離れた瞬間
ルカは呪文を唱えた。

「ぐわあー!!!」

炎とともにアニラは消え去った。


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 きゃしー 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ