「ありがとうございます」
妖狐は礼を言った。
「いえいえ♪ところで、狐君は何て言う名前?」
「えと…銀狐の こあさ です。」
(ぎんこ?)
「あの〜"ぎんこ"って何ですか?」
蓮は、聖にきいた。
「月をシンボルとする、狐だよ♪銀色の毛色を持ってるんだ♪」
(確かに…耳とか…髪の毛とか…銀色だな。パッと見白髪だけど…)
蓮は こあさ をじーっと見た。
「…?何ですか?」
こあさ は耳をピクピクさせながら、きいた。
「えっ!?いや…別に…」