星空のかなたに 3

Haru  2009-11-01投稿
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どうせ500円くらいだろうと思っていた私達は

「ノーマネー!ノーマネー!!」

慌ててその場を立ち去った

「ありえなーい!!」

「高すぎだよな!!」

二人で笑いながら走ったね


昨日、楽しかったなぁ…でも何で指輪買ってくれようとしたんだろ?

その日以来、何だか川島君の存在がどんどん大きくなって

気が付くと頭の中がいっぱいになってた!!

しばらく恋をしてなかった私の久しぶりのドキドキ感

教室の中、気が付くと川島君を目で追ってる自分がいた

あの日以来、すっかり仲良くなった私達は、休み時間にくだらない話をしたり、授業中イタズラして遊んだり

毎日が楽しくてしょーがなかった

放課後、JRの時間まで図書室で過ごすあなたを見つけては、たわいない会話をして一緒に帰ったね

帰ってからも声が聞きたくて、何度も電話で話したっけ

一度、朝まで話したことあったよね!!

「やばい!空明るくなってきた」

「ホントだ!寝なきゃ!!」

「明日ね!じゃなくて後でね!だよね」

「寝坊すんなよ!」

「川島君こそ!!」

朝、教室で会って顔見合わせながらお互いに

「眠いんですけどっっ!!」

友達以上恋人未満の微妙な関係が、なんだかすごく愛しくて

毎日が本当にキラキラ輝いてた

洋楽好きのあたなに付き合って、二人で休みの日買い物に出掛けたね

その頃、初雪が降り初めててすごく寒かったけど

二人で過ごせる時間が愛しくて

これってデート!?私一人でドキドキしてた

暗くなってきた頃、テレビ塔についた

子供の頃から慣れ親しんでるテレビ塔だけど
登ったことってないよね

「上まで登ってみよっか!!」

二人で展望タワーに登った

「うわぁ〜!!」

「すごいね!!」

そこには、まるで宝石箱のような綺麗な夜景が広がっていて

しばらく黙って見続けた

ホワイトイルミネーションが始まったばかりの大通り公園に雪がひらひら舞っていて

ホントに綺麗で感動した!!
今まで、何人か彼氏はいたけどデートなんてしたことなかったから
あの日は、私にとって初めてのデート!!
その相手が他の誰でもないあなたで本当によかった



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