「レファ。」 風が無造作に吹き付ける荒れた地で、一人の男が呟いた。 その眼前には、木を十字架にしただけの簡素な墓が一つぽつりとあった。 「お前の死と引き換えに得たものは、新たなる争いの火だねだったようだ。」 男はゆっくりと立ち上がると、強く拳を握りしめた。 「仇は必ず。」
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