シンユウ以上 コイビト未満

飛鳥美輝  2006-08-08投稿
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「ごめん。」

そう言って彼は 申し訳なさそうにその場を立ち去った。

高校1年で初めての恋。高校2年で初めての失恋。
「思っ・・・たより・・・・・辛いなぁ・・・ぁ」

泣いて泣いて泣きじゃくった。
自分がこんなにも涙もろいなんて、思ってなかった。

高1の夏、初めての恋をした。
堅は、格好良くて、優しく、しかもスポーツ万能という3拍子がそろっている。
こんな3拍子がそろっていたら、スキにならないわけがない。
この頃、大親友兼幼なじみの山西ちあきと、入学式で一緒になった、高田架が付き合い始めた。
それと共に、仲の良かった私たちも友人の中でウワサされていた。
でも―――\r
そのたびに、堅は露骨に嫌そうな顔をして
否定する。
林間学校の時も、オリエンテーリングの時も、文化祭のときも、球技大会の時も―――――\r
ずっと一緒にペアを組んできた。
次第に、私は堅を好きだと気付いてきた。
堅は―――――堅はどうなんだろう。
私のことはどう思っているんだろう。

そう思い、告白することにした。
けど、現実は厳しくて、見事に玉砕。









       堅は優しい。
             けれど 堅は残酷だ。



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