星空のかなたに 9

Haru  2009-11-04投稿
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冬休みが終わり
3学期が始まった

久しぶりに見るあなたの制服姿にドキッとした

左手薬指には
あなたがはめてくれた指輪がキラリ

冬休み前とは違う私達

みんな気づいちゃうかな


でも、なんか学校だと意識しちゃってあんまり話せなかった…

放課後早く一緒に帰りたい!!


それなのに

えぇ〜っ!!先に帰っちゃったぁぁ…

ショック!!!

一言も話してないっ


「いや、友達と帰りたいのかと思って」

そんなはずないじゃんっ!!!

ショックを受ける私に

「明日は一緒に帰ろうな!!」

「うん」

電話で明日帰る約束をした!!!


次の日の放課後
学校の玄関を出たあなたは

さりげなく手をつないでくれた

教室に残ってた友達が
上から見下ろし

「あぁ!手ぇつないでる〜!!」

笑いながら冷やかしてくる

笑顔でみんなに手を振り
私達は歩きだした


帰り際

「これ読んで」

川島君が手紙をくれた

「ありがとう!!」

何が書いてあるんだろう

家に帰りゆっくり
手紙を広げてみた

「昨日は先に帰ってごめ
んなっ!!今、俺達の好
きなジョーイテンペスト
を聞きながら 今までの
ことを懐かしく思ってる

球技大会の打ち上げの時
オオサキっていいなぁって
思った!!その時は
友達としてだったけどね

音楽の趣味合う女の子っ
ていなかったし

本当は電話で付き合って
ほしいって言われた時
答えは出てたんだ

付き合いたいってね!!

でも俺、付き合い方とか
下手くそだし
待ってくれなんて言って
しまったんだ。ゴメンな

あの日、イルミネーション見ながら俺から言おうって決めてたんだ!!

これからも仲良くやってこーな!!

さぁ、風呂入ってこよ!

バイバイッ!!」


すごい嬉しい手紙だった

何度も何度も繰り返し読んだ

ありがとう!川島君!!

私は 幸せな気持ちで
眠りについた

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