星の絆 第三話

三毛猫  2006-08-08投稿
閲覧数[619] 良い投票[0] 悪い投票[0]

毎度ながらでかい家だ
母親<浅井百合>は目が腫れている 泣いていたのだろう
「おばさん龍は?」
俺は明るく聞いた
「リビングでまってて頂戴呼んでくるから」
俺と彩は、まだ鑑識がいるため勝手口から入った
「昨日は悪かったな・・・」弱々しい声で龍が入ってきた 「龍よかったら俺に親父の部屋を見せてくれないか?」
間髪入れずに彩が
「博君探偵なんだよ」
と得意げに言った
「探偵!?」龍の顔色が変わった 「どうしたんだ龍?」龍二は我に帰ったように 「ああすまない見てもらってかまわないよ」おれは親父<浅井原二郎>の書斎に入った彩が
小さく悲鳴を上げる
血液などはまだそのままだ 「?!」俺は絶句した昨日逆さまだった原稿に血が付いていないし逆さじゃなくなっている
(まさか・・・・)俺のなかにあった疑いが確信に変わっていく これは殺人だ 全身の鳥肌が起つのがわかった 「龍俺ちょっと用事済ませてくるよお通夜までにはくるからさ」 「ああわるいな」
「じゃあ送ってくね」 「彩わるいな」
車でしばらく走って彩に俺は「・・・すまないが大牟田署と金井の家に寄ってくれないか?」
予想はしていたがすかさず彩が質問してきた
「何しに行くのよ?」
「はっきりしたら話すよ」 署につき担当刑事を呼んだ 担当はかわっており <山下修二>になっていた 「ん?!・・・げっ叔父さん」 「え・・そうなの?」彩は初対面だった
「お 嫁さんを紹介しにきたのか」少しむかつほど彩に否定された 「だったらなにしにきたんだ?」
「実は・・・」俺はこれまでのいきさつを話した
一部は隠して 「そうかだがあれは自殺だべつになにも心配はいらんぞ」と俺に笑って見せた 「そ そっか ただ一つだけ教えてくんないかなあ 昨日龍は出勤してた?」鳩が豆鉄砲くらったような顔をしている彩 「ああ ここには来てないが、聞き込みに夢タウンのトイザラスに行ってたはずだぞ」
「ありがとうそれじゃまた」 「彩ユメタウンにいい?」警察署を出てから彩の顔色が悪い「博君・・・疑ってるの龍ちゃんのこと」博は動揺した
「一人で行ったら?」
「・・・行ってしまった・・・バスで行くか(泣)」 第四話へ続く

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 三毛猫 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ