波「ほらー3人ともはやくー!!」
波音は一人はしゃぎながら
いつもの公園を走っていく。
猛も嬉しそうに追いかけて行く。
一方、光希と慶太郎は
のんびり二人の後ろを歩いていた
光「…あれから結構経ったけど
波音、やっと落ち着いてきた
みたいやな」
慶「家も落ち着いたみたいやしな。
タケも…今はお父さんと
割となかよくやってるって」
光「でも…何でうちらは
公園に連れてこられたんやろ」
慶「…遊びたかったんちゃう?」
波音が振り返り叫んだ
波「けいたー!みっきー!
バスケやろー!」
波音は猛の腕を引っ張り
バスケットコートへ走った。
光希と慶太郎も追いかけた。
バスケットコートのそばまで
来ると猛と波音は
立ち止まった。
そこではすでに男子高生が
1人で練習していた。
猛「…あいつ…」
猛達に追いついた慶太郎も
男子高生に目を向けた
慶「…!」
光「どうしたん?」
綺麗にシュートを決めた
男子高生も振り返り
目を丸くした
猛「…加藤…」
「タケ、それから…
慶太郎!
久しぶりやな」
男は急に勝ち誇ったように
笑った