そんな中しほが
「そろそろ帰る!でも、駅までの道わかんない!」
川島君に話しかける
あなたは口で説明するがそれでもわからないと言うしほに
「送っていこうか?」
私はもう限界だった…
けーすけ君が
「おい、川島!!お前残れ!!しほも一人で探して帰れって!!」
そう言ってくれ
二人は離れた
私はその後、川島君に
「バイバイ」
を言うのが精一杯で……顔も見ず
涙こらえて部屋を出た…
私は辛くて苦しくて
なおに電話した
なおは他のクラスに彼氏がいたので、飲み会に参加してなかったから
「二日後の卒業旅行でも
二人がまた仲良くしてたら…私もう、耐えらんないよ…」
あなたは、彼女は彼女
友達は友達
ちゃんと割り切れる人だから、友達と楽しく過ごしただけ
何にもないって
ケロッとしてた……
二日後、洞爺湖温泉へ。
私は、あれ以来すっかり彼女としての自信を無くしてた…
夜、一つの部屋に集まり宴会をした
やっぱり、みんなで騒ぐのが苦手なあなたは
すぐに自分の部屋へ戻っていった
よし!行こう!!
あなたを追いかけて立ち上がろうとした瞬間
しほとさきが
あなたを追って部屋を出た…
またか…なんで?
私達、付き合ってるの知ってるよね!?
少しして、みんなで彼氏や親に電話しようと部屋を出た
あなた達がいる部屋を友達があけようとしたら
鍵がかかってて
「ちょっと何で鍵しめてんの!!」
しほが鍵をあけた
部屋は真っ暗!!
三人でいったい何してんの??
私はその部屋を見て
あまりのショックで
なおの待つ、宴会部屋に戻り泣き出した
「もう…限界。耐えらんないよ……」
私の気持ちを痛いほど知ってたなおは
「行くよ!!」
私の手を引き、川島君のもとへ
ドンドンッ
「川島君、ちょっといい?さっきから何やってんの??ハルの気持ち考えらんないの??」
なおは、ものすごく怒って言ってくれた
でも、あなたは
私ではなく何で、なおにそんな事言われなきゃいけないのか?
そう言って怒りだした