死神とエキドナの間に産まれた僕は、死神として修行をした。
魔界での修行が終わると、僕は人間界へまた修行の旅に出る。
『外国人留学生』として…。
「ねぇ？何処の国の人なの？日本語わかるかなぁ？」
「わかります。アメリカのロサンゼルスから来ました。他に、中国語、韓国語、フランス語なんかも大丈夫です。(^-^)」
僕はにこやかに話をした。
「すご〜い…w(ﾟoﾟ)w」
感心する瞳の奥は輝いている。
「名前は？なんて言うの？」
彼女は微笑みながら僕の答えを待つ。
「ジョージです。ジョージ・ベルナルド。」
「あたし、中村めぐみ。よろしくね♪(^-^)/」
めぐみの微笑みは、まるで天使のようだ。
綺麗な肌…。
透明な声…。
なにもかも純粋…。
すぐ僕は恋に落ちた…。
「顔赤くねぇ？」
めぐみが立ち去った後、すぐにレンが近づいてきた。
「そう？そんなことないよ…。(〃д〃)」
僕は自分の頬に手を当てる。
「女っぽい仕草すんなって…。(-.-;)」
レンも『外国人留学生』として修行に来ている。
僕と違って乱暴でガサツで…女には弱い…。
「お前はいつもあの女見てんな…。顔がやらしいぞ…。」
髪を掴み僕の顔をガンつけながら見る。
「そうかな…？ヤラシイかな…？f^_^;」
僕は苦笑いしながらレンを見る。
レンにはゴマカシはきかないかな…。
そう思うと、やっぱりレンには話した方がいいかもしれない…。
「あのさ…俺…。」
僕が言いかけると…
「好きなんだろ？見りゃわかる。」
気付いてた…。
いつも、レンは僕の心を読む。
変な能力の持ち主だ…。
「いいのかな…好きになっても…。」
僕は彼女を目で追いながらレンに問い掛ける。
「いいんじゃない？てか、本人に聞けば？？」
レンはそう答えると、サクラ（レンの恋人…サクラも魔界人。）の方へ歩いて行く。
（いいのかな(／･_･＼)）恋なんて始めてな僕…。
しかも初恋が人間なんて…。
なんだか複雑になる…。
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