ほら あれだよ
だれでも体験したことのあるあの感覚
喉がやけるようにあつくて、目が水で前がよくみえなくなる感覚
好きな人にフラれると、どうしてもないちゃうよね
かっこわるいな自分
幼いながらにそう思ったのを覚えてる
必死に泣くのを堪えてたから言葉もでないし笑うこともできなかった
まわりの子は慰めたりもらい泣きしてたりしてた子もいたけど
その時の私には同情心がほしいというよりも一人になりたいってゆう気持ちがつよかった
ぽんっ
誰かが私の背中をたたく
誰だろう、また同情?
もう沢山だよ
一人にさせてよ
お願いだから……
ふと振り向いてみた
そこには……今思うとまだ少しあどけなさが残っていて素直すぎる笑顔の君がいた
「がんばったな」
少し微笑んで
背中をさすってくれた
もう堪えきれなくなった涙と声がもれる
私は君みたいな優しさがほしかったのかもしれない。
どんな同情心よりも君みたいに少しでも私を認めてくれる優しさが
そのあと君はだまって頭をなでたあと離れていったよね
その時おもったよ
…私はまた恋をしたんだな
って
だからいま君が私のことを好きになってくれたことが奇跡みたいなんだよ
大好き