冬の朝が好き
この澄んだ空気がピンと張り詰めた様が
仲良くペアのジャージで散歩する夫婦が
休みでも仕事に出かける急ぎあしの人が
全てが凛とした雰囲気に包まれる
冬の朝が好き
朝と夜がせめぎあう混沌の支配する様が
霜の降りた土の上を歩く時のにぶい音が
朝露が溶けだして朝日にきらめく一瞬が
冬の耐え忍ぶ朝に輝く命が煌めく
あなたが言う
空気中の水分が少なくなるだけじゃない
あなたが言う
そんなのいつもそこにある風景じゃない
でも、身を委ねるはリスト
愛の夢
やっぱり
冬の朝が好き