私は怖いから、もうこの教室には入れない。 少なくとも、何で怖いのか分かるまでは――。 私は諦めて溜息をつき、身体を反転させて教室を後にした。 行く先は決まっている。 放送室に立て篭もるのだ。 放送室に行くと、中では小谷がぐうぐうと暢気にも朝寝をしていた。 二度寝かよ。 何だか無性に殴りたくなって来た。
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