スカバンburn!! 67 〜自信〜

きゃしー  2009-11-09投稿
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「おっかえり〜慶太!」

「…達兄!来てたん?」

慶太郎の顔がぱっと
明るくなった

「さっききた。
久しぶりやな!」

達也は慶太郎とともに
彼の部屋に入った

「どうや?中学は楽しいか?
バスケはうまくやってるか?」

「うん。俺、一番上手いもん」

「お前はいっつも
自信たっぷりやなあ」

「だって事実やし。」

「お前は…
まあ、ええわ。
じゃあ俺も俺の自信を
お前に見せたるわ」

「…?」

達也はポケットから
折り畳んだチケットを
取り出した

「これ、ライブのチケット」

「ライブ…?」

「俺、実はな、
ずっとバンドで
ドラムやってんねん。
これが俺が自信持って
やってること。
これやるから来いよ」

達也はチケットを
慶太郎に渡した

「しかもな、聞いて驚くなよ!
もうすぐ俺らのバンド、
ある会社と契約決まりそうやねん」

「…?」

「デビューや、デビュー!!」

「おー」

「何やねん、その反応」

達也は笑いながら
慶太郎の頭を
くしゃくしゃっと撫でた。

「ええから、絶対来いよ。
今はまだちっさいハコでも
そのうちもっと
でっかいハコでやったるねん」



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