【夢くい】10

豚姫  2006-08-09投稿
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炎が消えてミューが森の奥から駆け寄って来た。
「シキ、ライト大丈夫??」
「私は大丈夫だけど、ライトが・・」
「えっ!!??ライト??」
ミューも話しかけたがライトは呆然としている。
「ちょっとお嬢ちゃん達退いてな」
さっきの男はミューとシキを退かすといきなりライトの胸ぐらを掴んでおもいっきりライトの左頬を殴った。
「!!!!・・・・。」
「目覚めたか??」
ミューとシキはいきなりの事にびっくりして声も出ない。
「・・・・・お前誰??」
「いきなりそれかよ」
「本当だっ!!あんた誰??」
ライトとミューは首を傾げている。
「・・・説明は後だ。この森は危ない。荷物を持ってついてこい」
わけもわからず3人は荷物を持ち無言で男について行った。男が向かった先は絶壁。
「行き止まり??」
「まぁ待ちな」
男が1度手を合わせ地面に手をつくと、地面に円型の模様が浮かび光った。すると何も無い絶壁に大きな洞窟のような穴が現れた。
「!!!!すっご」
「びっくりしたぁ〜」
シキとミューがびっくりする中、ライトは無言でずっと見ていた。
「さっさと行くぞ」
4人が洞窟に入るり進むとだんだんと明かりが見えて来た。洞窟を出るとそれはもう幻想的な世界だった。
地面1面が草でふかふかしていて、見たことの無いほど大きな木が沢山生えている。何よりも上を見ても空が無い。上にあるのは鏡に写っているような逆向けの町。
「何で天井??に町があるの??」
ミューがやや興奮気味に男に聞いた。
「これが・・」
「これがエルフの隠れ家か」
男が言おうとしたらライトが横から口を挟んだ。
「!!!!・・よく分かったな」
「まぁ、聞いた事があったんだよ。見るのは初めてだ」
「そりゃあ〜な!!エルフはかなりの団体行動でこの星には10ぐらいの集団になってる。広い星の中でエルフの隠れ家を見つけるのはかなり難度な事だぜ。・・こっちだ」
エルフはある1本の木の前に立ち止まった。
「俺先に行くから、お前等もこの木に触れろよ」
エルフか木に触れるとエルフの姿が消えた。ふと上を見上げると上にある逆の町でさっきまで、そこにいたエルフが手をふっている。
「えぇ!!???」
「早く行きたい♪」
ミューが興奮しながら木に触れるとミューも木の前から消えて上の町へと移動していた。
「ライト先に行きなよ」
「ああ、分かった」
ライトも木に触れ、続いてシキも木に触れ上の町へ行った。

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