「…遅くなったけど…。」
そう言って貴方は小さな箱を差し出した…。
「うそ…。」
私は驚きと喜びに包まれた。
中には綺麗なペンダント。
そう…それはちょっと遅めのバースデープレゼントだった…。
なんて私バカなんだろう…
貴方はもう私のことなんて忘れてる…もうきっと終わってるんだ…。
近ごろ…そう思ってた。
やっぱり私ってバカだ…
貴方はちゃんと私を見てくれてたのに…
私は貴方の、なにを見ていたんだろう…。
キラキラ輝くペンダントを手にし、そしてそれを見つめる私の目には
涙が溢れて止まらなかった…。
貴方の気持ちが嬉しかった…。
貴方の心が嬉しかった…。
わたし…貴方をずっと…
見つめてるよ…
想ってるよ…
そして、愛してるよ…
この気持ち…
決して…忘れない…。