ねぇ…大好きなのに。

春樹  2009-11-12投稿
閲覧数[303] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私はその日、従兄弟にサファリパークへ連れてってもらった。

朝の5時に従兄弟が私を迎えに来てくれた。

サファリパークに向かう車の中で、いろんな話しをした。

サファリパークに到着したのは8時過ぎ位だった。

その日はすごく楽しかった。

猿を抱っこしたり、ホワイトライオンを見たり、車の中から動物に餌をあげたりした。

でも、どんな時間も過ぎていってしまう。

夕方7時半頃には、私と従兄弟は私の実家に帰って来ていた。

従兄弟は私の実家から、家が遠く仕事も忙しい、だから最近は滅多に会えない。

そんな従兄弟に私の母親が

「ご飯食べて行く?って言っても何も無いから、ピザでも頼もっか」

久々に会った従兄弟にテンションの高い母親。

「あっ!でも飲み物も無いんだ亜弥一緒にそこの自動販売機行こうよ」

喋り続ける母親。

「いいけど、寒いからなんか上着貸してよ」

春と言っても、まだ4月5日。

夜は寒かった。

彼氏と暮らしている私の洋服は実家にはなく、ソファーに脱ぎすてられていた弟のドカジャンを着て、私は母親と二人自動販売機に向かった。

自動販売機は家から歩いて、30秒位。

寒いのが苦手な私は飲み物を買うと、急いで家に戻った。

もうすぐ、玄関が見えてくる所だった。

誰かが、家の玄関から出てきた。

暗くて良く見えない。

【男の人?】

背丈でそう思った。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 春樹 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ