カバに恋する。6

ゆう  2009-11-12投稿
閲覧数[218] 良い投票[0] 悪い投票[0]


私はとぼとぼと歩きながら家に向かった。

金魚鉢が歩く度に揺れてこぼれ、だいぶ水が少なくなっていた。

「ごめんね…。エリザベス…」





「!」


家の前にたーちゃんが立っていた。


嫌だ。今は、話したくない…。


家に背を向け、またとぼとぼと歩き始めた。


朋子(友達)のところにでも行こうかな… でもあそこ同棲中だしなぁ…

ほかの友達は実家だし…。

行くとこないなぁ…。



そう思うと、なんだか益々寂しくなってきた。


気がつけば、もう夜10時過ぎていた。




ふと、マンガ喫茶が目に入った。


入ったことないけど…入ってみようかな…。



でも金魚鉢持って、入れるかな…。






「…いらっしゃいませ」

「…こんばんは」




そこにはあの人が、あのオタクっぽい人が立っていた。



続く



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ゆう 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ