「ふぅ…危ない?」
ユータはゆっくり腰に拳銃をしまう。
辺りを見渡し敵がいないことを確認すると歩きだそうとした。すると…
「ま、待って…」
肩越しに振り向いたユータにうずくまる男が口を開いた。「あなたは…いったい…」
ふっと口元で笑うと「名を名乗るような者じゃないですよ」
「あの…敵ではないですよね…私はレジスタンスの一員で…」
「レジスタンス?」
「あそこに建ってる巨大な施設があるでしょ?」
ここからまっすぐ行った場所に病院のような施設が見える。
「あ、俺興味ないんで」
言葉を遮り、歩きだす。
「力を貸して下さい!今、我々が勝たなければ小さな子供達が…」
「子供?」無関心だったゃうなそぶりが一転してユータは足を止めた。
詳しく聞けば、先程レジスタンスの精鋭部隊が突入したが、苦戦しているらしく助けに行こうにも前に進めずにいるらしい。
「へー」
「へぇって!あなた」
「俺はなにもしらないよぉ」
ユータは歩きだして行った。男は何か叫んでいたがユータはきにせず歩きだした。病院の方を目指して。