映画館を出て、昼食を取る。
あたしの好きなパスタ。
ライアンは食べ終わると…
「ねぇ、家帰らない?」
と言ってきた。
「もう帰るの?」
あたしは寂しそうに言う。
「いいからいいから♪買物はまた今度にしよ〜よ♪」
そんなこんなで家へ…。
少し不満が残るけど…。
カギを開けて、リビングへと行く。
何やら人の気配…。
その時、小さい爆発音が聞こえた!
あたしはビックリして床にへたりこんだ…。
明かりがつくと………。
エリンとハーンとキャロルちゃん(二人の子供)が立っていた!!
「なんで?何?!なんでいるの?Σ(゚ロ゚ノ)ノ」
あたしは訳がわからなかった…。
「俺が呼んだの♪誕生日だろ??アンも帰ってくる頃だし!タイミングいいだろ?」
あっ…忘れてた…。
そう…今日はあたしの誕生日。
アンリも帰ってきて、みんなでパーティー。
こんなパーティーは、始めて…。
そしてみんなからのプレゼント♪
ライアンは最後にあたしに小さい箱を渡してきた。
「あっ!女の子の匂い♪」
アンリは嬉しそうに小さい箱を指差す。
中身は…
香水………。
「しってる?それね『宝物』って意味があるらしいよ。」
トレゾア…。
あたしは涙がこぼれた…。
「いつまでも…宝物だよ。奈々もアンリも…。」
『女の子の匂い』の謎は、これだった…。
かよこ先生にライアンの匂いがついたのは、香水を選んでる時にたまたま会ったから…。
なんだか…。
気が抜けた…。
「だから言ったろ?ライアンは奈々一筋なんだぜ!」
ハーンは微笑みながらあたしに言った…。
そして…。
その日の夜…。
あたし達は…。(//△//)
誤解も解け、
また…朝が来た…。
そう…
いつもの…。
幸せな朝が………。
終わり♪