「鈴原さぁ―ん」
「…！」
「消えてくれない？」
「さっさと消えろよ!!」
「死んじゃえば？」
「生きてる意味ないよ。鈴原は。」
「なんか返事しなよぉ―」
「…あぁそっかぁ―今日は遠山さんがいないんだぁ―!!」
「まもってくれる人いないとなんにもできないんじゃん。」
「どうする??素直にｲｼﾞﾒられるか…それとも綾香のいる保健室まで走るか」
「遠山さんしんどいんだからそっとしておいてあげなよぉ―」
「死ね鈴原」
━━━━━━━
「ただいま…」
「早いな綾香。」
「早退した。」
「ｶｾﾞか？」
「うん…部屋にいるよ…移しちゃダメだから」
「後でごはんとか持ってくな―」
「ありがと…」
今日はなんかだるい…。
…いや正確には今日が一番だるい…。
なんか最近疲れ気味なのかすごくしんどい。
…愛紅大丈夫かな…。
こんな時に人の心配してるあたしって…なんなんだろ。
明日は病院行ってから学校かな…。
━━━━━━━
病院
「…今日は学校休んで。」
「…どうしてですか？」
「少し病気の可能性がある…」
「病気…？どんな…」
「自律神経障害かな…」
「それはどういう？」
「ちょっとたちくらみしたりするだけだよ。」
「そう…ですか…」
「とりあえず血圧を上げる薬でも飲んで。」
「ありがとうございました…。」
━━━━━━━
ｶﾞﾁｬ。
「愛紅おねぇちゃん行ってらっしゃーい!」
「夕馬(ゆうま)、行ってきま…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
「愛紅おねぇちゃん大丈夫？」
「だいじょ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…ｳｹﾞｪｯ…」
「愛紅おねぇちゃん!?」
「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
「おかあさぁん!!愛紅おねぇちゃんが…」
「あ…愛紅っ!!!!」
続
**ｱﾄｶﾞｷ**
なかなか投稿できなくてすみませんでした。これからもがんばってなるべく間が開かないようにします。
読んでくださっている方、いつもありがとうございます。
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