8月 発病
君と見た花火も君と行ったお祭りも…もう行けないんだ。
9月 副作用
苦しい。でも君の前ではいつもの自分居たい。
10月 隔離
君とも1日10分だけ。『逢いたい』って泣く君。
本当に『ごめんね』
11月 面影のない僕
痩せ細り、白い顔。
それでも君はガサついた唇にキスをくれた。
12月 君の誕生日
ごめんね、僕は何もしてあげれない。
ただ『生きる』ことしか、君にしてあげれない。
1月 『もう…もたない』
最期に花火をしよう。
冬だけど…冬だから。
線香花火なんてどうかな？
そっと二人で…
僕は幸せだった。
病気を理解してくれた君。
優しい友達。
支えてくれた家族。
影でみんな泣いてたことも知ってるんだ。
僕は死にたくない。
でも君より早いってだけなんだ。仕方ないんだ。
ありがとう。
また、花火しようね。
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