川端さんは私の作ったお粥を全部食べてくれた。
私は、川端さんのこと急に意識し始めちゃって…
どうしよう…
「…おいしかったです。ごちそうさまでした…」
「あ…よかった」
ニコッと笑顔を見せる。
「…俺はもう大丈夫なんで、帰ってください。…来てくれて、ありがとう」
「うん…」
どうしよう…。
川端さんは私のこと、少しでもいいなって思ってくれてる?
「川端さん…」
「…はい」
「…呼んだだけ…」
あーっ!!
どうしようーっ!!
川端さんが好きって!!
どうしたらいいの?!
「川端さん川端さん川端さん!」
「…はい」
「どうしようっ」
「…どうしました?」
「私、私、恋してるっ」
「……それは、よかったです」
川端さんはお布団の中にもぐってしまった。
続く