先日、ある創作系のコミュニティの書き込みを読んでいたところ、二百万円もかけて自作を自費出版するという人がいました。
なんでも映画化までされた某ベストセラーも最初は自費出版だったそうで、書籍化してから口コミでじわじわ売れていったらしいです。
ちょっと待ってください。
だからといって、自費出版すればそうなるのかと言われれば疑問符がつくわけで、相当な自信があるのでしょうけれども、何故にそこまでして書籍化したいのかが僕にはわかりません。
出版不況と言われて久しい現在、最近も大手出版社が倒産したばかりですよね。CDもそうなのですが、本も以前に比べれば売れなくなってきています。出版社が自費出版を勧めるのもそのためなのでしょう。
音楽もゲームもダウンロードが主流になってきているように、文学だってネット上から配信するのが当たり前になりつつあります。
自作を記録として残しておきたいという気持ちもわからなくはないのですが、そうだとしても二百万円は高すぎると思います。
もう契約しちゃったらしいので、最低でも元は取れるくらいの売り上げを願っていますけれど。