真と偽6

ケシゴム  2006-08-10投稿
閲覧数[414] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「お呼びでしょうか?ユナ様。」

(このおっさんいつから俺の隣にいたんだ!?)

俊はただ驚くしか無かった。男は俊を見てユナを見た。

「この子のトレーナーになるんですよね。」

「流石は典三ですね。その通りです。いいですか?」
「もちろん構いません。じゃあ坊主早速いくか。」

俊は何も言わずについて行った。

「坊主、お前はこっちに来て間もない。本部でも見学していきな。修業はそれからだ。」

(坊主って言うなよ。おっさんのくせに。)

俊はムッとして心の中で思った。

「何か言ったか坊主。」

「な、何も言ってませんよ。見学してきます。」

(何だこいつ!?俺の考えてる事が分かるのか?とんでも無いヤツだ。)

俊は自分が驚いたのを男に分からないようにして見学しに行った。

「フフフ・・・面白いやつだ。ん?何だ小娘か。」 
「いつまでも小娘って言わないの!それに私には水樹って名前があるのよ!」

ショートヘアの女の子が膨れ面で言った。

「すまん。下の名前で呼ぶのは性に合わなくてな。」
「で、あの子どうだったの?」

「あの坊主は大きい可能性を秘めている。将来が楽しみだよ。全く・・・」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ケシゴム 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ