聡と陽子が店番をしていると、しばらくしてブルが、自転車で旅をしていたオチを連れて来た。
ブル、「おう、帰ったぞ!オチも一緒だ」
オチ、「北海道ではお世話になりました」
聡、「どうも、ケガしなかった?花壇、突撃でしょ?」
オチ、「はい!なんとか大丈夫です」
聡、「良かったぁ、心配したよ」
陽子、「本当よねぇ。そういえばブルさん、近所のオバサン、バッテリー上がったって!それから町工場の人来て、機械止まったって!また来るらしいよ。それからこの自転車パンク治してって!」
ブル、「こんな時に…しゃーない、おばちゃんとこから行って来るよ。留守よろしく」
陽子「はーい」
聡、「いってらっしゃーい」
と、ブルが軽トラで出掛けると
オチ、「いつもこんな感じなんですか?お二人が留守番で…」
聡、「初めてですよ」
陽子、「私は何回かね。ブルさん、いとこに当たる…かな?でもこんな事してるとは思わなかった」
陽子とブル。実は血縁関係にあるので、陽子はこの店に出入りしていた。バイクに乗り出したのもブルの影響である。
聡、「えっ?ブルさんと、いとこ!?」
陽子、「あれ?言わなかったけ?」
聡、「初耳だよ!知らなかった…」
この二人…大丈夫なのか?