recall project #28

ERROR  2009-11-18投稿
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「はい、お疲れ様でした。このテストは明日の終礼時に返却します。では今日はこれで解散です。明日から授業が始まりますので忘れないように、はい解散。」
先生はそう言って解散となった。俺は怜の元へ向かう。
「どうだった?テスト。」
「んー、まあまあかな?上出来ではないけど。かい君は?」
「古典がダメだ。全くわからん。」
「そうなんだ。難しかったけどね。全体的に。」
そう言った後、怜は話を変え、こんなことを提案してきた。
「あっそうだ、今から学園内少し見て回らない?食堂とかさ。」
「別にいいけど大丈夫か?」
「今日は全学年これで終わりなんだよ。だから問題ないよ。」
「じゃあ俺も行くよ。」
俺達は学園内巡りをすることにした。そんなことを決めた後、聞き覚えのある声がした。
「漆原君、俺も一緒について言っていいかな?」
声の主は例の眼鏡だった。その声を聞いて怜が俺にこう聞いてきた。
「かい君、いいかな?久米金君も一緒に……」
「別にいいよ。れいが言い出した企画だし。」
俺がそう言うと眼鏡、いや久米金がお礼を言ってきた。
(しかし、久米金−くめがね−ってそのままじゃねーか。笑いそうになったぞ。)
「俺は久米金孝輝−くめがねたかき−、よろしく、八嶋君。」
「どうも、八嶋魁です。よろしく、kメガネ。」
「ん?メガネって言った?」
「い、言ってない言ってない!」
俺はメガネがそう言ってきたので慌てて否定する。
「じゃあ行こうか、かい君、kメガネ君。」
「そうするか。」
怜の声で俺達は出発した。
「で、どこ行くの?」
メガネが怜に問う。
「じゃあ、食堂でも行ってみようか。」
「どこにあるかわかるのか?」
俺も怜に尋ねる。
「うん、これでね。」
怜のその手には生徒手帳があった。
「これの……ほら、ここに書いてあるんだよ。」
「なるほど。」
俺とメガネは納得して食堂に向かった。
食堂は一階、体育館の下にある。食堂を見つけるのにあまり時間は要らなかった。
「あれか!」
メガネが叫ぶ。俺達は食堂に寄り、中に入る。



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