放浪者…第七話「魔法」

ユータ  2006-08-10投稿
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「…なんだ…よ…」
うごめく影がぶよぶよの体を包み込み膨脹していく。「魔喰石か」
ユータはでかでかど大きくなる、男に銃を向けている。
「うごぉぉぉぉ……はぁ……すばらしい!帝国の技術はすばらしい!」
自分の体をまじまじと見つめる不気味な目は…「化け物め!」
カイルが刀を振りかぶり、突進する「うぉぉぉ!」
ずちゃ?ズボズボ…刀はどろどろの体に吸い込まれていく。「くそっ」
「ふふふひぁぁ」
不気味な笑い声を上げてカイルを刀ごと吹き飛ばした。
地面ぎりぎりを飛んでいく…そして、体が壁に叩き付けられた。
べとべとの液体が服についている…「ちくしょ……」カイルは気を失った。
「ふぇ…ふぅっ…ひゃいゃいやや」
どろどろとける体は気持ち悪い。「お前…魔喰石食ったのか」いつもの間の抜けた声はどこえやら…ユータはじっと睨めつけ、銃を構えている。
「、悪魔の…マ、マホ…うだよ…あ、アワレナ人間…」
投げ飛ばされたグチョ?の塊をひらりとかわすと銃弾を握りしめる。
「魔喰石なんかに手をだしやがって!だから嫌いなんだ」何か呪文を呟きながらシリンダーに詰める。ハンマーを引いてトリガーに指をかけた「これが本当の魔法ってやつだ!」



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