日常茶飯事? 〜24〜

梨希  2006-08-10投稿
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赤紫色の結構デカイ車。何かロゴが入ってるけど
今はどうでもいい。

「つ 10 ・19」

「は?ツイチゼロイチキュー?何言ってん。」

「翔ちゃんが何言ってんの。ナンバープレート。」

「何やソレ。」

「翔ちゃん、アレだぞ?あのな、ホラ、見えるよな?」

「うん。」

キャー。何か凄い画になる。
優しいお兄ちゃんと素直な弟。・・・オ゛ェエエ。
何が素直な弟だ・・ぉぇ。
今もらいゲロした人ゴメ・・ォオェ。

『ナンバープレート』を教えてもらった翔ちゃんが、
『あぁ!!』と納得する。言っちゃ悪いけど、遅い。

「アレ?アンがおらん・・。」

「えっ。」

「アンー!!どこいったアンー!!!」

お兄ちゃんが翔ちゃん以上に叫ぶ。
そうだよね。さっきまでアンとおてて繋いでアハハウフフ言いながら
クルクル踊りまわってたんだもんね。
翔ちゃん以上に変な絆が生まれているんだもんね。アハハ、ウフフ。

アンはお兄ちゃんと翔ちゃんが探してるから大丈夫でしょう。
私は事件の真相を…

「えーっと・・・。」

車の中を覗き込む。誰も乗っていない。
運転席にも、助手席にも、後部座席にも・・・。
試しにトランクも。ってかちょっと空いてるような…。
いいや。空けちゃえ。

「ょぃ・・しょっっ!」

空いた。・・・・・・・・!!!!!

「翔ちゃん!!お兄ちゃん!!」

「「ん?」」

あっち向いてホイをやっていたようで、翔ちゃんが負けてる。
↑向いてる。お兄ちゃんの指も↑。

「どうしたんだ〜!蓮もやろうぜー!!」

「アンどこいったか知ってるか〜?」

イヤお前等マジで場違いです。

〜続〜

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