小学生
私は恋をした。
スポーツが出来て
頭が良くて
おもしろくて
女の子からも
男の子からも
人気者。
仲良くなって
よく友達四人で遊んだね
各自お弁当持参で
友達の家で食べたりね。
いつもの四人の中に
君が居て
遊ぶ度に
好きになってったよ。
二人で
遊んだ日もあったよね
いつもの友達が
遊べなくて
君と二人で
遊んだんだ。
初めて君のお家に行って
ゲームしたよね。
その時もお弁当持参で。
君のお父さんに
「お!彼女か!」って
言われて
幼かった君は
顔を赤くして
慌ててたね。
何だかそのやり取りが
妙にうれしくて‥
付き合うとか
彼氏彼女とか
まだ幼い私達には
無縁の事で
頭の中にすら
そんな考えなくて
でも一丁前に
君が好きで。
だからって
どうにかなりたいとか
好きって伝えようとかも
なくて。
ただ一緒に居たかった。
楽しかった。
大好きだった。
幸せだった。
学年が変わって
クラスが離れて
いつもの四人で
遊ぶ事もなくなって。
君と遊ぶ事も
話す事もなくなって。
いつの間にか
君は遠くに引越したんだ
あれから
月日が経ち
君に会う事もなく
大人になった。
どんな男になってる?
あの笑顔は変わってない?
私の初恋の人。
いつかまた
お会いしたいです。