都会の一角。
アリも怖がり入らない悪魔の家がある。
そこに住んでいるのは若干20の少女だがその少女はネット上ではこう呼ばれている。
「殺人クライアントのサタナエル」
金さえ払えばたとえ北極にいる熊だろうと殺します。18歳未満の方は親にバレないよう携帯でコッソリ見るかネットカフェで見ることをオススメします。
インターネットのとあるサイトには入口にこう書かれている。
嘘だと馬鹿にする奴もいればあきれる奴もいるが ここに書かれていることは全て本当なんだ。
2ヶ月前。僕(坂井 蹴次)はこのサイトを見つけて殺人を依頼してしまった。
ほんの冗談のつもりで友達の殺人を依頼してみた結果。
3日後。
友達は日本刀で首をはねられていた。
警察の必死の捜査にもかかわらず犯人は特定できず迷宮入りしてしまったんだ。
後日依頼料の領収書が届いた。
消費税込みで25万。
たったそれだけだった。