虫の知らせ 後編

三毛猫  2006-08-10投稿
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私は早速
家族全員で
会いに行った
私を誰かわかってくれなかった
もう少し早く来ていれば
私は明日も来るね
といいのこし
帰宅した
次のひ 私はなぜか胸騒ぎがしていた
しかし祖父は今日明日死ぬというわけではなく
とにかく今日は早めに行こうねと母に電話していた しかし
仕事のお客さんに食事に誘われた このかたは大変お金もちで
誘われた時はいつも
高級な食事だった
私は祖父のところは明日にしよう
と 予定を変えた・・・
その日 全ての親戚が集まったらしい

その日の夜私はお酒を飲み 12時過ぎに床についた 急に電話が鳴り響く
祖母からだった母は
電話をとり話していたが
受話器をもったまま
泣き崩れた
祖父が自殺した・・・・

私に会った次の日祖母に

これでみんなに会ったね

といっていたらしい
祖父の変わり果てた姿に
私は自分の体と心が
麻痺した
まわりから しっかりしろと励まされたが
立ち直れない
回りの慰めは私を苦しめた
私があの日食事に行かなければ まだ生きていたかもしれない
虫の知らせが会ったのに
私は自分に言い訳して
行かなかった
私は今だに吹っ切れずに 一人考えると涙が止まりません
もし 同じ境遇のかたに会ったら 私は何と言われようといいたい
最後までそばに居てあげて下さい
と・・・・・



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