「あら、やだ。あたしったら、また説教しちゃった。ごめんね、こういう人間なの。顔はちょっと怖いけど、心は乙女。フフ。」 「・・・・・はぁ。」おかまに遭遇したのは初めてだった。 「ねぇ、あんたこんな時間にここうろついてるってことは、家出?あたしなんて、親に勘当されて帰る実家なんてないわよぉ。アハハハハ。」 「・・・帰る・・・実家・・・ねぇ・・・ははは。」 笑いがひきつった。 「かばん持ってるし、家出なのね。うち来る?あんた、かわいいし寂しそうだからしばらく泊めてもいいわよ。」 つづく…
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