わーるど・えんど

よーこ  2009-11-25投稿
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世界の果てまでゆけたなら

きみと二人になれただろうか

他の誰にも邪魔されず

二人の世界を築けただろうか

社会から離れては生きられない

呟いて、白い息を吐く大人たち

きみは見ていた

そんな大人たちをただじっと

賢そうな瞳を煌めかせて見つめていた

あたしはそんなきみを見てたから

飽きもせずに、ずっとずっと見つめてたから

だからあたしも現実を知った

社会から離れては生きられないのだと

世界に果てなどないのだと

世界地図は完成してしまったから

あたしたちはみんな知ってしまった

箱庭の中にいること

逃げられないことを

だけどね

きみが頑張ってることわかったから

あたしも気合い入れて生きてくよ

世界の果てはないかもだけど

果てなんてそもそもいらなかったんだ

きみがこの世界にいてくれるだけでいいと

ようやく気づけた

だから

きみがいるこの美しい世界を

あたしは今日も楽しんで生きていくよ



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