日常茶飯事? 〜27〜

梨希  2006-08-11投稿
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「「あ。」」

ママちゃんだ。

「もうっ!!どこ行ってたの!?翔君、お母さんが心配してるわよ!
もう・・っ。ワンちゃんは1人で帰ってくるし、
蓮も啓も戻ってこないし…引越ししたてだから
道分かんないんじゃないかって・・・お母さん心配したんだから!!」

「アンやっぱ帰ってたんや。」

翔ちゃんが安心したように、フッと息を吐いた。

「はいはいお母さん心配かけてゴメンなさい。
ホラお兄ちゃんも。」

「お母さん、心配かけて、ゴメンなさい。」

「575。」

おかあさん しんぱいかけて ゴメンなさい

字余り気にせず。

「「おぉっ。翔ちゃん凄い。」」

そんな事気付かなかったよ!

「元気そうで何よりだわ…じゃあ帰りましょ。」

涙ぐむんだもんお母さん。
ホントどれだけ心配性なの…。フフ。

「なあオバサン、オレ等の分の傘あるん?」

「え?」

・・・・・・・。
無いわ〜。

「おいママちゃん。」

低音ヴォイス!!父です。
ヒいた人いるだろうけど、父はたまにふざけます。

「あっ、お父さん!大変!傘忘れちゃった!!」

「いや、雨止んでる。」

「「「「え?」」」」

気付かなかった・・。雨止んでた。
まだ暗いから分からなかったんだ…。

「見つけたんなら連絡くれよな。まあ携帯忘れてるだろうが。」

「・・はっ。お父さん携帯忘れちゃった!!どうしよう!!」

「ママちゃんボケすぎ。」

「お母さんがママちゃんならお父さんはパパくんだね。」

「ハハー!パパくんおんぶして〜。ハハハ!!!」

お兄ちゃんが1人笑いする。パパくん・・・イイ響きv

「じゃあもう帰ろうパパくん翔ちゃんママちゃん。」

「そうやな、帰ろ。」

「こんなのんびりしてる時間も無いんだけどなァ・・
家帰ったら早速推理ね。」

「「御意」」

「何?スリ?・・・ダメよ!!!!!!!!!スリなんてダメ!!」

「私たちは断じてスリをしようなどという考えは持ち合わせていません。」

「左に同じ。」

「左に同じ。」

「いや翔ちゃんの場合下だから〜。」

「うっわ。お前等ホンマなんなんって感じや。」

こんな時間が一生続くといいのにな。

〜続〜(イヤそういう意味じゃなくて)

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