僕らは、悲しいから生きて行けるんだ
昔、誰かが忘れていった悲しみを拾い集めて鎖を作った
今、その鎖を壊したくて必死になってもがいてる
壊れた倫理を解きながら、僕はどこかに行くんだろう
そんなことを考えながら歩いている
ふと、前を見ると暗い暗い目をしたこどもが泣いている
「どうしたんだい?なんで泣いているの?」
僕は、話し相手が欲しかった
「あなたがあまりにも可哀相で自然と涙が溢れます。」
こどもは、拒絶のために
「なら、一緒に行くかい?僕の悲しみを探しに。」
僕は寂しい。
「行きましょう。私。自身のために。」
こどもは変わらない
なのに……………。
何かが激しく違う
手を繋いでこの子とあるいて行こう
壊れた倫理を解きながら
壊れた倫理を聞きながら
壊れた倫理を壊しながら
壊れた倫理を流しながら
壊れた倫理を………永遠に………。