あの頃俺は。ひとりだけ、生き残った事が恐かった。泣き叫んでいた。今記憶が薄れ、何があったかは、知らない。
だが、誰かいたと考えられる所に、自分しかいない。
すると、部屋に響き渡るように、男の声がした。『残ったか。。』パニックになった俺は、『おぃ!話せょ!訳を!』と叫んでいた。男は、『訳など無い。選ばれた結果だ。。お前には、仕事がある。。こなせ。。』と答えた。
『仕事っ!?ふざけんなっ!返せょ!幸斗をっ!』
幸斗・・・?誰なんだろうか。。
『それは、無理だ。。お前だけが生きている。お前は、仕事をするしかないのだ。』と言う。
『幸斗・・・。分かったょ。。仕事するからっ!何すりゃいいんだょっ!』
『闇主になれ。私のように。。管理をするのだ。人間達の姿を。。』『闇主・・・ なぁ。。俺がなったら、お前はどうなんだょ』『俺は、逝く。。小さな世界で会ったヤツらに会いに。。 俺にもぅ役目は無い。なれ。闇主に。。次の人間は、コイツらだ・・・』声が消え、変わりにレポート用紙が落ちてきた。 これが、闇主が受け継がれた瞬間だ。