ブレイドソウル3

カイル  2006-08-11投稿
閲覧数[322] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「でぇやぁ!」
「どりぁ!」
激しい気合いと気迫のぶつかり合い…侍魂高校…体育館で響き渡る音。
「はい次…」眼鏡をかけたひ弱な体の先生…腰に下げたレイピアのように体が細いが…剣の腕は…一流だ。名を繊細薄(せんさい、はく)
「白金と…西村」(武器を持たないブレイダーねぇ)眼鏡をクイッと持ち上げると、旗を上に上げる。
体育館の床に書かれた四角い線の内側に二人があがる。「ふっ…落ちこぼれ…」すっと背中にさした二本の大剣を軽々と構える。
「裕太はブレイドを誰かにもらってないから、今はこれで戦って」
薄が投げて渡してくれたのは…「木刀ですか…」
「始め!」旗が振り下ろされて二人の刃が交差した。
「いってぇ…」見上げたのは保健室の天井…しろずくめの部屋が印象的だ。
「やっぱり負けたよなぁ」ため息混じりに起き上がると、痛む腕を押さえる。
「絶対本気で殺す気だったし…」立ち上がると、ドアを目指して歩き出した。
(やっぱりブレイドが…)激しく首を振る。頭に不気味な映像が…光る日本刀を握る自分…悍ましい形の化け物や人を相手に剣を振る自分…(なんだよ…俺なわけないじゃんか)
頭を振るとドアを開けた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 カイル 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ