変化を望むなら

兼古 朝知  2009-11-30投稿
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空は低く雲が広がり
海は荒れて汚く濁り
人は目が死に心が荒んで
また何も変わらない
明日をただ迎えるだけ

いつになっても
晴れもせず雨も降らず
いつになっても
波は高々と押し寄せ
いつになっても
喧騒と悲鳴は止まず
いつになっても
私はただそれを見るだけ

いつか終わるだろう
来るはずのない終焉を
心待ちにして 私は
変わらぬ毎日を過ごす
自分が変わらなければ
ならないのに


変わらないことは
素晴らしい

しかし
それ以上に 人が

世が変わることを
願うなら

まず 私たちが
変わるべきなのだ

小さな変化から
始まる革命

きっかけは誰でもいい


世の変化を望むなら

己の変化も望め

ただ
それだけだ



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