彼は珍しくせっかち
えっキスより大事なこと
自分で言ったのに
恥ずかしくなり下を向く…
彼は一瞬嬉しそうに戸惑ったように感じた
そして
いつもの優しい声で
私の耳許でささやく
そうだなあ…
キスと同じ位に大切なことだよ!
向かった先は
ソフトバンクショップ
私はドコモを使用し
彼はソフトバンクを使用していた
えっ…
戸惑う私に彼は続けた
このソフトバンクは桃子名義で電話機はプレゼントするよ
このソフトバンクは僕専用にしなさい
頑張って通話料金払ってね
そっかあ…
そうだよね
二人(特に彼)の通話料金は凄く高額になってしまったもんね…
迷惑かけたかなあ
…少し落ち込みかけてると
あなたは言ってくれる
二人だけの絆(携帯電話)って素敵じゃない!
桃子には桃子の時間あるしね
…彼は気がついていたのだ
私の治療に
自分の電話が邪魔になってしまってることを…
携帯電話を見るのは
朝と治療終わってからだよ
優しく頭をなでながら
言ってくれた
桃子エッセイは彼が携帯電話を買ってくれたので
勇気の礎
毎日の電話
恋って暖い
に引続き書きます