生物実験VS俺 3

REN  2009-12-05投稿
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「…なぁ」
反応ナシ。
「…なぁって」
チッ………。
「零次ッ!!!」
「…ッ!!!!!」
反応アリ。
「な、ナンだよ。驚かすなヨ〜」
じゃあ、一回で返事しろっての。
「お前、いつまでも食ってないで、そろそろ話してくれよ」
てか食い過ぎだ。
俺ん家の食い物だし。
「あー、そうだナ」
て言いながら食ってんし。
「ハイハイ、話しマース。まず、君を狙ってん奴らは生物系の科学者達。君、というか俺達を狙っている理由は単に生物実験の実験体に使うからってだけ。まぁ、狙われてるのは俺達ぐらいの年齢の少年少女全般」
……はぁ?。
「じゃあ、俺ぐらいの歳の奴はみんな狙われてんのか?」
それじゃニュースとかで大騒ぎしてるだろ。
「いや、奴等は一回の実験で3人しか拉致らないみたいだよ。まぁ、今回は運悪く俺達に白羽の矢が立ってしまったみたいだけどね〜」
…ん?、まてよ?。
て、ことは…
「あと1人、狙われてる奴がいるってコトになる訳だよな…?」
そうだよ!、まさかもう捕まったんじゃ!?
「捕まったよ」
…!!!!!!?
「俺の目の前でね」
…クソッ!!?


「……けないのかよ…」声がちゃんと出せなかった。
「ん?」
「助けないのかよ!!?、ソイツを!!?」
………………。
「勿論そのつもりだけど、俺はね」
コイツ1人で行くつもりなのか!?。
「俺はッ!?」
「あー、君も行く?」
もちろん!
「当たり前だろ!?」
「俺は良いけど

死ぬと思うよ?

それでも良いなら、付いて来ても良いよ」
…ッ!!!!!
「死ぬのはゴメンだ」
「なら付いて来…」
「だから誰も死なずにソイツを助け出す!」


「やっぱりね〜、秀哉ならそう言うと思ったよ〜、あの頃となにも変わってないな〜」
何言ってんだ?。
「はぁ?」
「あれ?、俺のこと覚えてないの?」
てか、会ったの今日が初めてだろ?。
「小さい頃よく遊んだじゃんよ〜」
ん、もしかして…
「北条零次」
「ああぁ!!!?」
思い出した!。
「久し振りだな秀哉」
「ああ、マジで久し振りだな零次」

幼馴染みだった……。

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