この状況をタナーおじさんはどう思うだろうか。キリストを他の人に見せちゃいけないとは言っていなかった。
とりあえず、この状況をタナーおじさんに見られる前に、イーディン・ローには小屋から出ていってもらわなくては!
「出てけよ!勝手に人の小屋に入るな!」
「ご…ゴメン。ただ、遊びに誘おうと思って…」
「遊べる訳無いだろ!朝から晩まで働かなきゃいけないのに。君達とは違うんだ!」
イーディン・ローは深く落ち込み、黙ってしまった。
それを見て、僕ははっと我に帰った。
「あ…イーディン」
僕が呼び掛けた時に、イーディン・ローは去っていった。
追いかけた方がいいんだろうが、僕の足は動かなかった。
後悔という言葉で、僕の頭の中はいっぱいだった。