縛られた生活

トリップ.Bank  2009-12-06投稿
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 突然なんすけど、自分は縛られた生活の中で、日々を送ってるんす。

 決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。

 その間には、決まった通りの動きしかしないんすよ。

 例えば、飯も風呂も決まった時間帯にしか食べたり、入ったり出来ないんす。

 平日は決まった日々しか来ないんす。

 でも、これが結構耐えられるんすよ。

 きついのは、家族と旧友に会えない事っす。

 夜は感情が剥きだしになるんすけど、そん時は胸が締め付けられる程の寂しさに陥るっす。

 そんな生活の利点は、<経験>っす。

 外は雨、電気はライトだけ、寝るのはテント、着るのは濡れた服、御馳走に見えるわずかな飯。

 普通の生活の全てが有り難く思える日々を送ったんすけど、世界の見方が変わるっす。

 こんな<経験>が自分の人生の報酬っす。

 そして、こんな縛られた日々も、今は愛着があるんす。

 一緒にいる仲間も、気のいい奴らで、別れも難しいっす。


 自分は、ふと思ったんすけど、縛られた生活は自分を守るんすね。

 自由は結局のところ、ルールを自分で決める権利があるだけで、ルールには縛られると思うんす。それも、大抵は集団のルールっす。

 ルールを守らない人は、孤独しか無いような気がするっす。

 当たり前っすよね。

 でも、一方でルールを破る時も必要なんす。

 こういうのを、自分らのところじゃ<臨機応変>って言うっす。


 都合のいい言葉にも聞こえるんすけどね。



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