センチメンタル

ブランキー  2009-12-08投稿
閲覧数[436] 良い投票[0] 悪い投票[0]

真夜中の感傷的な気分が、昼間に俺を襲ってくるんだ。

そいつは簡単に俺の現実を奪っていく。

背中に生えた漆黒の翼も、昼間の灯りに照らされて、まるで役立たずさ。

ギザギザの太陽は、俺の心に鋭角で滑らかに侵入しやがる。

出来るなら、生きる才能が欲しい、と呟くと


「そんなもん、誰も持ち合わせちゃいねーよ」

と、真っ昼間の空をスイスイ泳ぐ一匹のカラスが俺を馬鹿にした。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ブランキー 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ