真夜中の感傷的な気分が、昼間に俺を襲ってくるんだ。 そいつは簡単に俺の現実を奪っていく。 背中に生えた漆黒の翼も、昼間の灯りに照らされて、まるで役立たずさ。 ギザギザの太陽は、俺の心に鋭角で滑らかに侵入しやがる。 出来るなら、生きる才能が欲しい、と呟くと 「そんなもん、誰も持ち合わせちゃいねーよ」 と、真っ昼間の空をスイスイ泳ぐ一匹のカラスが俺を馬鹿にした。
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