支えることに疲れて
支えて貰いたくなって
アタシは突然泣き出した
いつもアタシが支えてきた
君が驚いた顔をして
しゃがむアタシを見下ろした
たまには
辛くなるんだよ
アタシだって
いつもいつも
強気でいられるワケじゃ
ないんだよ
泣きたいんだよ
すがりたいんだよ
ねぇ お願い
アタシを支えて…
アタシが
そう思ったとき
君はアタシの前に
しゃがみこんで言った
たまにはさ
私を頼ってくれて
いいんだよ
ごめんね
いつも泣いてるのは
私ばっかり…
ごめん ごめんね
これからは
私もあなたを支えるよ
その言葉は温かくて
じわり じわりと
凍てついたような
アタシの心を
包み込んでくれた
支えるのはつらい
でも
支えられるのは落ち着く
それがわかったからこそ
もっと支えなきゃって
思えるようになったんだ