昨日私は別れた…
どうして…なんで?
理由を聞かされても何度も頭の中に繰り返される疑問。
逢えなくてもいいよ、迷惑だなんてかけないから別れるだなんて言わないで…
別れなくちゃいけないなら、逢いたいだなんて言わない、どんなことでも我慢してみせるだから、だから!!
そんな私の願いは届かない…
もうすぐクリスマス。
サンタさんあなたは私の欲しいものくれる?
ゲームも音楽プレイヤーもいらないの……あの人が手に入るならそれだけでいい。
聞き分けのいいフリしていいよだなんて言ったけど本当は嫌だったの!
サンタさんいるなんて思ってないけど、いるなら私にあの人を届けてよあの人の心を私に届けてよ!
そんなことできないのはわかってるけど、願ってしまう。
あの人が恋しくて恋しくて、どうしようもない。
モゾッ…………
私は重い体を引きずるように布団を出る。昨日は結局眠れずずっと考えてしまった。ギィ…
ドアを開けて洗面所に向かう。鏡を見ると生気のない顔をした自分の顔があった…。
続く。