朝目覚めると、何の疑いもなく日常の行動。
何も考えず、心にぽっかり空いた穴をかかえながら日常の所作。
それが何になるのか分からず。
何のためなのかも分からず、ただひたすら。
戦いに縛られ、絶望に打ちひしがれ、誰かが
「もう、いいんだよ。」
って言うのを待ってる。
「もう、休んでいいよ。」
って言うのを待ってる。
それに抗って、自由がほしいと叫んでみても、どうせ叶わない夢と諦める。
誰もが心に傷を負い、それを隠しながら生きている。
誰にも悟られないように、ひっそりと。
その傷ついた心は、現実と理想の中で揺れ動いている。
その二つと互いにあいまみえぬように、ゆらりと。
傷ついた感情を背負いながら、ゆらりゆらりと。
生まれてきて良かったと思えるその日まで、ゆらりゆらりと。