私は目を覚ました。
……ん?
「キャー!」私は顔をまじまじに近づけていた翔太君をビンタしてしまった。
「痛って!何すんだよ!」翔太君は言った。
「ごめん。急に顔があったから……」
「痛かったぞ…」
「あははは。」志守希ちゃんがお腹を抱えて笑い出した。
「何笑ってんだよ!」翔太君が言った。
「だって、びっくりしてビンタしたから。」
「こっちは痛かったんだぞ。まぁいいや、景梨も元気になったしそろそろ行くか?」
「そうだね。行こう!」
私達は再び出発した。